
近年、製鉄工場,半導体工場,物流ターミナル施設,病院等における搬送システムでは、
無人搬送者(AGV:Automated Guided Vehicle) が、広く用いられています.
AGVの経路計画法は従来,AGVに問題が発生
したときには,一度司令塔を介してAGVに指示
を与える集中型の方法がとられてきましたが,
本研究では問題が発生したAGV同士で交渉し,
どちらが道を譲るかを決める自律分散型の方法
を用いています.
干渉が起こった両AGVの状態によって決まった前件部がルールの前件部と一致するならそのルールを適用します.
一致するルールがなければルールとの距離を求め,最も距離が短くなるようなルールを適用します.
このようなルールは,1つのルールを1つの遺伝子に対応させた遺伝的機械学習を適用して自動的に修正・獲得していきます.
