○をノード,線をアークとして,1単位時間に1つのアークを移動するものとします.
まず,それぞれのAGVにダイクストラ法を適用して最短経路を求めます.
すべてのAGV間において干渉がおきていなければ終了,
そうでなければ早く干渉が起きたAGV同士から交渉することで,どちらが道を譲るかを決め,再経路計画を行います.
譲る側のAGVがノード番号と時刻を1ノードとする新たなグラフ上で,アークの重みを増やすことで譲られる側の
AGVが通りすぎるのを待つか, 迂回路を得ることもできます.AGVの交渉はif-then形式のルールに基づいて行われます.
ルールはAGVの状態からなる前件部とどちらのAGVが道を譲るかの後件部からなります.
干渉が起こった両AGVの状態によって決まった前件部がルールの前件部と一致するならそのルールを適用します.
一致するルールがなければルールとの距離を求め,最も距離が短くなるようなルールを適用します.
このようなルールは,1つのルールを1つの遺伝子に対応させた遺伝的機械学習を適用して自動的に修正・獲得していきます.
シミュレーション画面