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最適化手法を応用したヒューマンインターフェースや楽器奏法や座席配置の最適化
KeyWord: 最適化,ACO,動的計画法(DP法),エージェントベースシュミレーション
1、研究背景・目的
 人工物や人間の行動などは、人間工学や行動原理によって構成されていますが、最適なものであるとは限りません。
 既存物による継承を続けた結果、現在の形にいたったものや、格式やルールにより性能を生かす形をとっていないものなどもあります。 それらのものを最適化し、現在のものよりも使いやすいものにする事が目標になっています。
 本研究グループでは、3つの研究が行われています。

 一つ目の研究テーマでは、スマートフォンやタブレット型PCの普及につれて、より使いやすい操作インタフェースが求められています。 本テーマでは、文字入力を対象として、人間工学に基づく評価指数を用いて最適化モデルを構築し、 個人や用途に応じた入力キーは位置の設計を行い、その人に使いやすい形を導出することを目標としている。
二つ目の研究テーマでは、アコースティックギターの演奏法に対して、指の使い方には人の癖や反復による格式化が行われていると考え、 ギター奏法の範囲内で現在の人と同程度、あるいは癖を取り払うような最適な運指方法を導出することを目標としている。
三つ目の研究テーマでは、学校生活において、教室内の座席配置は人間の学習能力、作業効率、集中力の持続などの向上に関わっていると考え、 シミュレーションを行い座席は位置を変化させたときの生徒の行動を観察し最適な座席配置を探求することを目標としている。