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研究プロジェクト - 最適化数学

・M2 辻本 峻

私はセルオートマトンを用いた渋滞シミュレーションの研究を行っています。セルオートマトンとは、空間を格子状に分割し、各セルが離散的な状態を取りながら時間とともに遷移するモデルです。交通流に応用すると、車両の位置や速度を離散化して簡潔に表現でき、大規模なシミュレーションにも向いています。私は特に自動運転車と人間が運転する車が混在する混合交通流に注目し、両者の運転特性の違いや相互作用がどのように渋滞の発生や解消に影響するかを分析しています。交通渋滞や事故の増加が深刻な社会課題となる中、自動運転車の普及が進む将来において、人間が運転する車と自動運転車が混在する混合交通流の挙動を把握し、交通の効率化と安全性の向上を実現することが重要であると考えています。現在は、自動運転車の車間制御やお互いの情報共有が全体の流れに与える影響を調べ、交通流の効率性・安全性の向上につながる条件の抽出を目指しています。


 立命館大学 情報理工学部 知能情報学科


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